話題の乳酸菌生産物質	どうやって作られるの？
日本は、かなり昔から乳酸菌の研究が盛んな国です。そうした研究に携わる人々が長年の研究開発の結果、作り上げたのが、「乳酸菌生産物質」なのです。 　最近話題の乳酸菌関連製品の中でも、最も有益な製品として注目されています。その正体は文字通り「乳酸菌」が発酵する時に生産し分泌する物質です。乳酸 菌そのものではなく乳酸菌によって作られる「生理活性物質」です。乳酸菌そのもの以上に「免疫力」（＝自然治癒力）をよりサポートすることがわかってきま した。	乳酸菌生産物質は、ヒト由来の乳酸菌を種菌とし、良好な腸内と同様の環境で１６種類の菌を共棲培養し、その過程で分泌される代謝物をろ過して精製して作ります。 　培養のために、国内産の有機大豆（無農薬大豆）で作った豆乳を培地とします。少しでも農薬がついていると菌はすべて死んでしまう為、無農薬大豆を使用し ます。また代謝物とは、微生物が他の種類の菌をやっつけようと命懸けで戦う際に体内から分泌する唯一の攻撃物質です。このような菌同士の切磋琢磨の中から 生まれた物質なのです。
乳酸菌（生菌）との違いは？	腸管免疫との関わりとは？
乳酸菌が生き た生物であるのに対し、「乳酸菌生産物質」は生物ではない、という点が大きな特徴です。生物ではないため、口から入って腸に達するまでの間に死滅してしま うことはありません。また、腸に達しても腸内細菌の影響を受けないので、腸内の状況にかかわらず効果を発揮します。さらに、腸管の免疫細胞にダイレクトに 働きかけるので、早く強力な効き目があるのです。 　このように、腸内環境の影響を受けずに作用する物質を「バイオジェニクス」と呼びます。「乳酸菌生産物質」もその１つです。	腸管免疫とは、腸管に存在する免疫システムです。腸管だけでなく全身の免疫系にも重要な働きを持ち、年齢に関係なく衰えることなく生涯を通じて活躍します。ですから年をとればとるほど重要な意味を持ってくるのです。 　腸管でも全身でも重要な働きをする腸管免疫は、「人体最大の免疫組織」であると言われるようになりました。 　乳酸菌生産物質は、この腸管免疫に驚異的に働きかけてくれるからこそ、年齢や健康に関わらず効果が期待できるわけです。
健康上の問題点はないの？	健康の強い味方
乳酸菌＝ヨーグルト＝牛乳　という連想で下痢など消化上の問題を心配する方もいらっしゃいますが、問題はありません。 　乳酸菌生産物質は、もともとヒト由来の乳酸菌などの善玉菌によって作られています。生菌である乳酸菌そのものではありません。心配するような物質は何一 つ含まれておらず、安全性については臨床試験で繰り返し確認されております。あえて挙げるならば、腸に働きかける為、便が柔らかくなったり、便の量が増え たり、オナラが多くなることはあります。	腸管免疫は、 全身の健康維持・増進・病気予防・改善にとって極めて重要な意味を持っています。食物などは腸から吸収されて全身に届けられます。「腸」は全身の健康に とってきわめて重要な臓器なのです。これがうまくいかなければ、どんな医薬品、健康補助食品も予想どおりの効果は期待できません。健康の基本は、あくまで 「腸」であり、「免疫力」なのです。生活習慣を見直し改善し、有用菌優勢の腸内環境にする。「免疫力」を高めていく　――　この手助けをしてくれる強い見方が「乳酸菌生産物質」なのです。